男の器量 | 童門 冬二 著 |
薩摩藩主 島津斉彬が西郷隆盛に教えたこと 島津公が西郷に教えたのは「情報を生かす」ということです。 歴史関係の著書を読むと、いつの時代にも大切なことは普遍なのだな、ということがよくわかります。 簡単にいうと次のような感じです。 1)自分を変えていくためには、何よりも情報を集める。 (情報収集は今も昔も大切。情報がただ、という考えは捨てたほうがいいですね。誰もが知りえる情報に、どんな価値があります?) 2)情報は集めただけでは役に立たない。 分析し、その情報にはどういった問題点があるのかを確かめる。 3)問題点を確認しただけでは役に立たない。 その問題点について考え、どのようにすれば解決できるのか、ということまで引き出す。 4)しかし、解決策はひとつではない。2つも3つもあるはずである。 それが選択肢だ。 5)それらの選択肢の中から、どれが一番いい方法なのか、また二番目にいいと思われる方法はどれな のか、ということを順を追って考える。 6)最後に、自分自身の判断で、一番いいと思う選択肢を選ぶ。 7)実行してみる。 8)うまくいかなければ、次の選択肢を再度選択しなおす。 9)結果について評価する。 これらは現代のPDCAサイクルと一緒ですね。 古きを訪ね新しきを知る。まさに温故知新です。 歴史好きの方はもとより、現代の経営者にもよい本だと思います。 |
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