とことん聞く経営 | 小山 政彦 著 |
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企業の究極の目的は何か? それは、「存続すること」である。 「そんなの当たり前じゃん」 こう思われるかもしれませんが、企業の寿命は40年から50年といわれている時代です。近年はIT企業の勃興、衰退の影響もあって、10年を切ったとさえいわれています。そう考えると、存続し続ける、しかも発展しながら、となるとかなり難しくはありませんか? 著者は有名企業の社長さんです。これまでいろんな企業の栄枯盛衰を見られています。その著者がいっている言葉ですから、やはり説得力はあります。 また、存続し続けることの難しさを充分知っておられます。 いろんな経験を積まれた方は、案外こういったシンプルな表現をされます。そして、それに対して「そんなことか」と思ってしまうのは、まだまだ経験すべきことを体験していないからこその反応なのかもしれません。 また、本書の中で結構気に入った言葉は、徳川家康の言葉で 「怒りは敵と思え」 です。 著者はこれを踏まえて、部下が失敗したとしても、怒っても何も変わらない。怒りと叱るは違う。怒るよりもまず、具体的な対処方法を考える方が、はるかに会社にとって利益のあることだといわれています。 怒りは部下を萎縮させてしまうだけですからね。そうなったら、とてもチャレンジ精神なんて生れてきませんよね。 サラリーマン時代の得意先の社長で、常に怒っていた方がおられました。現在、どうなっているのでしょうか? しみじみと考えてしまいました。 |
たなか社会保険労務士事務所 社会保険労務士/キャリア・コンサルタント 田中 雅也 TEL/FAX 0794−63−2931 |
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