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たなか社会保険労務士事務所
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ゆっくりと、でもしっかりと考えよう

 Nスペを見ました。今現在、417万人のフリーターがいるそうです。2002年の労働力人口(つまり、働いている人の総数)が6,689万人だから働いている人の約6%の人がフリーターということになります。

 正社員との比率は現在8:2の割合のようですが、2010年には7:3になって、以後もその差は縮まって、2050年には5:5になると予想されています。

 驚いたのはフリーターと一般正社員との生涯獲得賃金の差です。一般的正社員の生涯獲得賃金はおよそ2億3千万円(これは大企業の数字だと思います。中小零細企業に勤務していた自分の経験から言うと、大部分の人はこの半分程度でしょう)とされていました。
 それに対しフリーターの生涯獲得賃金は約6千万円。一般的正社員の4分の1程度です。(中小零細企業の社員と比べても、半分ほどです)

 番組でもいわれていましたが、これだけ賃金の低い雇用形態の人が増加すると、経済は確実に縮小していくでしょう。自由に使えるお金が少なくなるのです。買いたくても買えない。大量消費の時代からは想像し難い時代がやってくるのかもしれません。

 また、当然所得税(所得が減るのですから当たり前のことです)を筆頭に税収も減ります。1兆円をゆうに超える減収となるようです。
 政府は早急に手を打たないと日本は数十年後、極東にある何の資源も価値もない島国になってしまうかもしれません。

 「とにかく今を乗り切りたい」その一心で頑張っておられることと思います。ですから無理は申しません。でも、少し余裕が出てきたら、将来のために「ヒトに対する投資」つまり正社員の雇用を考えていただきたいのです。
 技術の伝承、経済大国たる地位の継承。今私たちが次世代に残すべきものについて真剣に考えなければ、私たち世代は批判される世代として歴史にその名を残すでしょう。
 明治維新志士が歴史の転換期に立ち会ったように、私たち世代も、歴史的に重要なターニングポイントに立っているのかもしれません。

 IT、ITと言いましても、歴史とは「ヒトからヒトへ」繋いでいくものです。(現代はですが)
 ヒトを育む所に繁栄はある。私はそう信じています。

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たなか社会保険労務士事務所 : 社会保険労務士 田中雅也
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